香佳遊園地(ヒャンガユウォンジ)

香佳遊園地は、淳昌郡豊山面大佳里の香佳村(ヒャンガマウル)所在の自然発生遊園地であり、蟾津江の中間、川の水が山裾を曲がる位置となっている。地元の人は香佳(ヒャンガ)のことを、ヒャンガ、またはヘンガリと呼ぶ。蟾津江の川を香ばしい水といい、近くの玉出山を佳山、すなわち美しい山といって「香佳」と名付けられたという。
香佳遊園地は景色が美しく、昔から詩人・墨客と芸者連れの風流客が船遊びを楽しんだ場所。悠々と流れる澄んだ蟾津江沿いにこじんまりとした山が連なり、川沿いには約2㎞の広い砂浜が広がる、奇岩と老松をはじめとする様々な樹木が混じり合っている。川の幅は約100m。香佳遊園地は秀麗な景観だけでなく、釣り場として有名な場所であり、秋には特に卵がぎっしり詰まった岩鮒(トルブンオ)よく取れるいう。
遊園地の川の中に埋め込まれている8つの鉄道橋脚は、日帝強占期に淳昌と南原を結ぶ鉄道の架設が中断されたままとなっている。この橋を自転車道として活用することで、橋の真ん中には特殊強化ガラスを採用したスカイウォークエリアを造成した。遊園地の近くには、鉄分などミネラルが多く含まれている大佳湧水(テガ・ヤクスト)がある。
住所
- 全羅北道 淳昌郡 豊山面 ヒャンガロ 香佳村